やる気なんてものは存在しないので、とりあえず「1ミリだけ行動」が大切です。
ランニングをするなら、まずは着替えるだけとか。
すると、行動のスイッチが入るので、そのまま慣性の法則的な感じで進み始めます。
脳科学的には「やる気」というのは存在しないそうです。
なので、やる気を出そうと頑張っていた人は、おつかれさまです!
「じゃあ、どうすればいいんだよ!」
そんな声が聞こえてきそうですが、
やる気が出なくて困っている人は、ご安心ください。
やる気がなくても、行動できるようになるための方法の話です。
やる気は存在しません、結局は「とりあえず動く」が全て
どう頑張ってもやる気は出ないので、諦めるしかないです。
行動のスイッチを入れる方法
結論は下記のとおり。
しかし、そう思いつつも、強制的にランニングウェアに着替えると、あら不思議と走れてしまいます。ここから分かることは、行動のスイッチは着替えるということ。
これは、私の例ですが、10年以上ランニングを継続できており、基本的に、オフシーズンでも月間150~200キロ走っています。こういった話をすると「走るのが好きなんだね…」とか言われますが、確かに嫌いではないですが、ぶっちゃけメンドイですよ。
本音を言うと、走る時は3回に1回、、、いや、ほぼ毎回のレベルで「めんどくさいなぁ」と思っています。
行動力を引き出す方法
結論:1ミリだけ行動
つまり、小さく行動するということです。
人は「やる気」という言葉に翻弄されています。
「行動」があって、やる気という「感情」が出るのが普通です。
「やる気」という感情は、行動を起こせば自然とついてくるものなので、
わざわざ「やる気を出す」ために特別なことをする必要はないのです。
走ることに対して、いろいろと自分の感情を乗せる前に、とりあえず行動してしまおうということです。
私が始めにやったのは、「ランニングウェアに着替えるだけ」でした。
まさしく、「小さく行動」です。
そして実際着替えるわけですが、たいていの場合、着替えるだけに終わらず、ついつい外に出て走り始めてしまうのです。
行動力を引き出す、心理法則3選
行動力を出すときに使えるテクニックを3つ紹介します。
・テクニック②:ランニングウォッチを使う(フロー理論)
・テクニック③:選択と集中(選択のパラドックス)
上記のとおりで、順番に解説します。
テクニック①:人に宣言する(一貫性の法則)
あるあるですが、人に目標を共有することによって、いま一度目標を確認することになります。
また、「もう、言ってしまったし…」という意識が生まれるのと、「宣言したからには曲げない」という一貫性の法則が働きます。
テクニック②:ランニングウォッチを使う(フロー理論)
人が何かに没入感を感じれる条件として、行為に対する機会(難易度)と、行為に必要な能力(スキルの高さ)という2つの条件があります。
ゲームで言えば、レベルと経験値みたいなものです。
数字が伸びると楽しいものです。小さな伸びでも成長を楽しめます。
その数字を集めるには、ランニングウォッチが必要です。
私がランニングを長く継続できたのも、挫折もしつつですが、数字を見ていたからです。
キロあたり何秒縮まったとか、何キロ走れるようになったとか、
そうやって、小さな数字を見つめ、小さな伸びを楽しみ、継続して頑張りました。
テクニック③:選択と集中(選択のパラドックス)
あなたのように、ランニングをする努力家は往々にして、いろいろなことを同時にやりがちです。
「選択のパラドックス」とは、要するに選択肢が多いと選べない、進まないということです。
せめて、習慣になるまでの間は、1つに集中することで、エネルギーの分散を防ぎます。
私のランニング体験【着替えて外に出る、ただそれだけ】
怠け者の私は、なかなかランニングを習慣にするとが出来ませんでした。
初めのころは、それこそ「着替えて外に出るだけ」なんてこともザラだったのです。
まずは、ゆるく挑戦しよう
「走るのダルイなぁ…」いつもそう思っていました。
私はそんな状態の時、小さな習慣を使って何度となく克服し、ランニングを継続してこれました。
なにを隠そう、私が最初に始めた小さな習慣は、「ランニングの服装に着替えて外に出る」
ただそれだけでした。
着替えなど、今までの人生で数えきれないほど繰り返した小さな習慣です。
本当に簡単そのものの習慣なので、そこには「やれないはずがない」というプライドという要素が加わってきます。
「私は今、かなり疲れているが大丈夫、それぐらいならできるさ」と考えるわけです。
努力の継続には「小分け」が必要
私が仕事から帰って疲れていながらもランニングを続けられたのは、小さく始めたからでした。
その時の自分のひどい状況を思えば、最初は文字通り不可能と思いました。
以前なら、このような疲れた状況で、これほど正当な言い訳がある時に、
それでもランニングをすることなどありえませんでした。
例えば、マラソン大会出場が決まっている時なんかは、「後れをあとで必ず取り戻す」
と自分に約束するのがいつものやり方でした。
時間が流れるにつれ、今が「昨日から見たあと」になり、「あとで取り戻す」は間違った考え方だと気づきました。
だから、仕事が遅くなった日のランニングは「ランニングウェアに着替えて外にでるだけ」に小分けし、それで終わりにしようと決めました。
ところが実際に着替えて外に出てみると「少しだけ走ってみよう」と思い、気付けば2キロ走っていました。
自分でもビックリです。それが、私が「小さな習慣の力」に気づいた瞬間でした。
小さな習慣の不思議
小さな習慣はいったん始めると、勢いがついて自分ではもうやめられないという気持ちにさせてくれます。
意思の力がほとんど残っていないような状況でも、自分に課した行動をこなせるようであれば、それは優れたやり方だということです。
小さな習慣の基本的な考え方は、私個人だけの成功体験ではなく、だれでも再現が可能な考え方です。小さな習慣は、小さな力でも最大限の勢いを生むようになるすばらしい方法なのです。
というわけで、今回はこれくらいにしようと思います。
繰り返しですが、やる気なんて存在しませんので、とりあえずランニングウェアに着替えてみましょうね。そしたら、足が動きます。
「やる気がでないなぁ…」という感情自体がほんとに無駄なので、私のように怠け者で生きるのもいいかもですね。
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