運動は死ぬほど苦手でしたが、ランニングを続けて10年以上になりました。
現在も習慣として続けられていて、サブ3も達成できました。
ランニングの継続は難しいです。
しかし、挑戦すべきだし「一竜一猪(いちりょういっちょ)」、何もしなかった自分とは雲泥の差です。
この記事では、私がランニングを長く続ける上で一番多く悩まされた「先延ばし」について、
この思考に陥る原因と対策について解説していきます。
※私が実際に経験してうまくいった方法を凝縮して書いています。
3分くらいで読めます。サクッとどうぞ。
ランニングの継続は難しいので、ほぼ挫折すると思う
結論としては、かなり工夫が必要です。
・ランニング用品を揃える
・時間管理スキル
上記が必要になります。
そして、当たり前ですが、すぐに習慣にはできません。
飛行機の離陸と同じで、動き始めから離陸までが一番エネルギーが必要です。
離陸してしまえば「めんどくさい」と思うことはあっても、
「辛くて無理」と思うことはありません。
人に言わない
友人や仕事の同僚などにランニングをはじめたこと告げると、
「絶対に続かないよ!」と言ってくることがあります。
それは、あなたとの付き合いが減る心配や、あなたがレベルアップすることに対しての嫉妬心からだったりします。
そういった言葉は、自分が努力して行動するこがイヤだから、相手を批判して自分のレベルまで下げようとする行為です。言わせておけばいいのですが、やはりそういったネガティブな言葉が耳に入るのはよくありません。
なので、あえて自分からランニングをしていることを告げるべきではありません。
ランニング用品を揃える
「制服効果」という言葉を知っていますか?
これは、身に付ける服装によって、気持ちも態度もその服装に沿ったものになりやすいというものです。
制服は職業によってさまざまですが、着ると何か気持ちまでシャキッとしますよね。
走るために必要なアイテムを揃えることで、この効果をランニングにも採用しようというものです。
時間管理スキル
ランニングを続けるには「時間の天引き思考」か不可欠です。
天引き思考とは、例えば、ランニングに30分という時間が必要な場合、
まず1日24時間というあなたの時間から、30分ぶんの時間を天引きしようというものです。
多くの人がいつもと変わらぬ生活を続けて、ランニングをはじめようとしてしまいます。
いつもと変わらぬ生活とはつまり、
24時間(いつもと変わらぬ生活)+(ランニングに必要な時間)
ということで、24時間をオーバーしてしまいます。
ですから、ランニングをはじめるには、ランニングに必要な時間を天引きする必要があるのです。
「天引き思考」さえうまく使えれば、物事を習慣化するのにそれほど苦労することはありません。
ぜひ試してみてください。
先延ばしを防ぐための処方箋
考えることは大切です。思いつきだけで行動を起こすのは、愚かなやり方だし、悪い結果につながります。
しかし、考えのない行動がいけないのと同じように、行動のない考えもいけません。
これは、深く考える人が陥りやすい罠です。
完璧さを求めるあまり、実行を先延ばしにしてしまいます。
理想的な解決策が見つからないと言ってそれを延々と探し続ける。
次々に本を読みあさったり、ネット検索しては、問題の分析や理解を深めようとする。
そういった人は、たやすく「ノウハウコレクター」や「分析麻酔」に陥って、動けなくなってしまいます。
ランニングにも考えるべき時と、行動を起こすべき時があります。
しかし、分析をしすぎると、思考が堂々巡りになって、行きづまります。
そういう時は何か別のことをして、先へ進むべきです。
たとえどちらへ進むのが一番いいのか、確信が持てなくても、そうしたほがいいのです。
では、どのような方法があるのでしょうか?
いくつか、私が普段使っている方法をご紹介していきます。
「なぜ行きづまったのか?」と問う
行動を起こせなくなったりしたときは、なぜそうなったのかを振り返りましょう。
・行動を起こすのが怖いのか?
・怠けているのか?
・完璧さを求めているのか?
・行動にともなうコストやリスクが心配なのか?
・気分や感情の面に何か、自分を押しとどめるものがあるのか?
正直に自分を見つめてみましょう。先延ばしの原因を紙に書き出してみると、
そのほとんどは単なる言い訳にすぎないことが分かるはずです。
本当の原因に的を絞って、その解決を図りましょう。
分からないことがあってもかまわない
時には答えの分からないことがあってもかまいません。
なぜなら、いつも正しい判断をすることは不可能だし、全てを知ることもできないからです。
解決策が見つかるまで永遠に待とうとするより、
解決策はとりあえず保留にしたまま、先へ進むほうが賢明です。
完璧さを求めない
完璧さを求めるせいで、かえっていい結果から遠ざかることがあります。
完璧なフォーム、完璧なペース、完璧な体調を求め続けるうちに、人生は過ぎ去ってしまいます。
完璧さを目指して、努力をすることはできるし、そういう努力には意味もあります。
しかし完璧と言える地点には決してたどり着けないことは、覚えておく必要があります。
最高のものを求める気概は必要ですが、完璧主義では、やがて挫折するでしょう。
完璧さよりも、着実に前進することを目標にしたほがよいです。
正しい方向に進んでいれば、必ず何らかの成果は得られます。
あらゆることを調べ、入念に計画を立ててから走ろうとするより、
まず走り始め、あとで修正したり、練り直したりするということです。
準備にはきりがありません。いくらでも必要に感じることは出てくる。
あらゆる準備を整えてから、完璧なタイミングで、完璧な条件の下で始めようとしていたら、
きっといつまでたっても、始められないでしょう。
友人に相談する
友人に話してみるという方法も有効です。
自分がいまどういう壁にぶつかって、全身をはばまれているのかについて、ありのままに話して、意見を聞きましょう。
ただ注意点があって、先にも述べたとおり、話す相手は、誰でもいいわけではなくて、思慮深く、正直で、率直に考えを言ってくれる人物がいいです。
客観的な立場から、あなたの考えについて、いろいろと指摘してもらいましょう。
多くの場合、役に立つアイデアやアドバイスが得られるものです。
誰かと話をすること自体、問題や自分についての理解を深めることになります。
もしその話の中で、何かをすることを決めたら、おそらくあなたはそれをやり遂げられるはすです。
なぜなら、次にその相手と会った時に何もしていないとは言いにくいからです。
見返りを思い出す
ランニングをやり遂げることで得られる見返りを、紙に書き出してみましょう。
いろいろな面での見返りが考えられるはずです。
それぞれの見返りは、行動を起こす原動力になります。
さらに、その課題をやり遂げられなかった場合、どういう結果が待っているかについても、リストを作成してみましょう。
どのような害が及ぶか?自分はどう感じるか?
達成の見返りより、リスクや負の結果を避けたいという思いのほうが、
強い動機付けになる場合も多いので、両方に目を向けましょう。
とにかく動いてみる
ときには正しい判断を下すことが、ほぼ無理に近いことがあります。
例えば、ランニング中に足に違和感を感じた時などがそれにあたります。
トレーニングを続けるべきなのか?休むべきなのか?
状況によりけりですが、判断に悩むべきところですよね?
そういう場合、次のどちらかの道を選ばなくてはなりません。
一つは、もっと状況を明らかにしようと、さらに分析し、さらに考え、さらに相談し、さらに情報を集める。
もう一つは、あえて分からないまま行動を起こし、どうなるかを見てみて、それをもとに最初の判断を再検討する。
これらの選択に迫られ、悩むようなら、次の問いを考えてみとよいです。
「今、行動を起こした場合、招きうる最悪の結果は何か?」
もしそれが走るのを辞めてしまうとか、人間関係を壊すとかであれば、行動を起こすのは賢明ではないでしょう。
もしリスクが対処可能なものなら、行動を控えるより、行動を続ける方を考えたほうがいいです。
行動すれば、勢いが生まれます。状況の見え方も変わり、意欲も湧きます。その時に大切なのは、
その行動がどういう結果をもたらしたかを把握し、必要なら、直ちに方針を変えるということです。
いったん判断を下したからという理由だけで、最初の判断に縛られてはいけません。
もし間違いだとわかったら、出来るだけ早く、修正すればいいのですから。
目標ははっきりさせる
先延ばしを克服する上で、目標をはっきりさせることは大変有効です。
目標に取り組みやすいよう、それをいくつかの小目標に分割して、紙に書いておきましょう。
一時的に立ち止まる
ときには一時的に立ち止まって、息を抜いたり、分析したり、次の行動の計画を練ったりするとが必要です。
ただし、そのときにはあくまで「一時的」という意識を持ちましょう。
「終わった」と考えてはいけません。単なる気持ちの問題に思えるかもしれませんが、
心の持ち方は大変重要です。「終わった」と思って止まったら、完全にスイッチが切れてしまいます。
「一時的」という意識で止まれば、前進の態勢を保っていられます。
思考の達人は常に考えることを習慣にしています。だからよりよいアイデアをより多く思いつけるのです。そしてその中から最善のアイデアを選んで、それを実行に移すことができます。
停滞していたらなにも始まらないので、まずは「小さな一歩」でもいいので、動き始めてみましょう。
というわけで今回は以上です。
私もランニングをはじめた時は不安もあったけど、
1年もしたら良き思い出なので、ゆるく考えつつ、フットワークを軽くしていきましょう。
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