ランニングの練習メニューがうまく作れない人
「ランニングの練習メニューを作るのが難しいな…。頑張って練習はするけど、なんかモヤッとした練習しかできない…。集中して練習するのが大切みたいでけど、練習メニューをどう作ればいいのかわからない…。具体的な方法を教えてください。」
こういった疑問に答えていきます。
ランナー初心者のよくある悩みとして、「ランニングメニューをうまく作れない…」という点があると思います。
私も元々ランニングの練習メニューの作成がめちゃ苦手でして、
今思うと効率の悪い練習を長いことしていたな~と思います。
とはいえ、10年くらいランニングを続けていたら、「ランニングメニューを作るコツ」みたいなものが分かってきました。
そこで今回は「ランニングメニューを作る手順や注意点」などを解説していこうと思います。
この記事を読み終えたら、今までよりも「質の高い練習メニュー」が作れるようになっているはずです。
ランニングメニューを作る3つの手順
手順は下記のとおり。
・手順②:期限を決める
・手順③:睡眠時間を確保する
手順①:目標を決める
「目標を明確にする」ことは大切です。あたたがなぜランニングをするのか、ということです。
「何のために」「なぜ」「自分はこれをやっているのか」、目的をはっきりと意識することで、
モチベーションが刺激され、「集中力」が高まります。
たとえば、ランナーであれば、フルマラソンを完走することを目標にしたり、
自分の理想とする体型の人の写真を部屋に飾って目標達成を目指したりします。
その際、ややハードルを高くすると、より頑張ろうという「集中力」が上がります。
そして、「集中力」を上げるために、大切なことがあります。
それは、期限を決めることです。
手順②:期限を決める
目標を決めたら、まず取りかかってみるということが必要です。
やり始めたら、なんだかノッてきたという経験は私でもあります。
しかし、そうは言ってもやはり集中できないときもあります。
では、どうやって「集中力」を高めたらいいのでしょうか。
まず、重要なのは「期限を決める」ことです。
これは「スピード」とも関連しますが、「いつまでにこれをやる」と期限を区切らないと、
ダラけてしまいます。「20時までに終えよう」「今週中に仕上げよう」と、
自分で期限を設けることが大切です。
手順③:睡眠時間を確保する
そして、「集中力」を上げるために、もう一つ大切なことがあります。
それは睡眠です。
「なあんだぁ」と思いましたか?
でも、集中したいときに、睡眠不足ほど大敵はありません。
寝不足で頭がぼんやりしているときは、どんなに強固な意志をもってしても、
身体のパフォーマンスが低下し、「集中力」は高まりません。
「集中力」を上げて、「時間密度」を高める最も重要なカギは、「睡眠」が握っています。
ランニングメニューを作る際の注意点
ランニングメニューを組むときは、集中すべき時に、集中すべきものをやるように考えます。
つまり、「時間密度」という発想を持つことが大切です。
「密度」といっても、なにも長時間みっちり詰め込むのではありません。
「集中できるときに、集中してやるべきことをやる」という意味です。
「時間密度」という発想を導入すると、「スピード」「クオリティ」が両立できます。
「早かろう、まずかろう」ではなく、「早くて、うまい」が実現するわけです。
「クオリティ」を上げるためには、時間をかけるのではなく、
「時間密度」を上げる方向にもっていくということです。
しかし、そのためには絶対に必要なことがあります。
それは「集中力」です。
「集中力」がなければ、時間の「密度」を高くはできません。
「時間密度」を上げるために欠かせないエンジンが「集中力」といえるでしょう。
ランニングメニューを作る上で一番大切なこと
ランニングメニューを作る3つの手順を説明しました。
この手順は「集中力」を上げて練習に取り組むために大切なことであり、
時間密度を高めるためのものでもあります。
ですから、練習で「なんとなく走る」「ダラダラ走る」ということが無いようにします。
繰り返しお伝えしますが、「集中力」が大切で、
「ゆっくり走る」と「ダラダラ走る」は内容が違います。
「ゆっくり走る」ことは、明日に控えた高負荷のスピード練習のための、
軽く刺激を入れるためのものだったり、
スピード練習後の疲労抜きのための「ゆっくり走る」だったりします。
「ダラダラ走る」のではなく、目的があっての「ゆっくり走る」なのです。
この「ゆっくり走る」練習でさえ、「集中力」が必要です。
3つの手順で作ったランニングメニューは集中力を高めるためのものですが、
どうしても、うまくいかないこともあるでしょう。
例えば、仕事が残業で帰りが遅くなれば、集中するのが難しいかもしれません。
そんな時は、休むことも必要かもしれませんし、
残業になることが予想できれば、朝、出社する前に走る必要があるかもしれません。
作った練習メニューは予定通りにいかないこともあるでしょう。
ランニングメニューを作る上で一番大切なことは、
臨機応変に練習メニューを変更していくことです。
最初に作った練習メニューを最後まで変更せずに消化するのではなく、
自分のライフスタイルや健康状態に合わせて変化させていくことが必要なのです。
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