ランニングの記録はノートで管理するほうがいい理由とは?


あなたはランニング実績を記録していますか?
ランニング実績の記録の仕方がわからなくて悩んだことはありませんか?

多くのランナーが様々な方法で記録を取っています。
しかし、記録の取り方を工夫して、トレーニングの生産性を上げる方法を知っている人は少ないと思います。

トレーニングの進行を管理したり、思いつきをメモしたり、あるいは学びを整理して頭に落としたりと、ランナーにとって記録の使い方はさまざまです。

今回は、私が実践しているノート記録法について、
ノートで管理したほうがいい理由と、記録の重要性についてご紹介していきます。

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ランニングの記録を分析して経験値を貯金していく

誰もが同じようにトレーニングをしているはずなのに、その経験が成果に繋がる人と、そうでない人がいます。その差は、いったいどこで生まれるのでしょうか?

私は、その差は記録のつけ方で生まれると考えています。
正確には、積極的に「記録」している人と、していない人の差です。

自分の経験をきちんとためている人は、経験により獲得した知識を「経験値」にして、
自ら成長にダイレクトに繋げることができます。

経験値が積み上げられないと、何度も同じミスを繰り返し、
トレーニングはたくさんこなしているのに、前に進まないということになってしまいます。
あるいは前進していても、そのスピードは遅くなってしまいます。

とても単純なことなのに、トレーニング内容をきちんと「記録」して、経験を貯金している人はまれです。トレーニングの成果や効率は、そうした積み重ねから差がついてくるのです。

新しいことを次々と学んでいくことも大切ですが、もっと大切なのは、それらを「記録」し、
ちゃんと自分のものにすることなのです。

辛い思いをして手に入れた唯一無二の経験も、忘れてしまえばまたゼロから始めることになります。それは非常に無駄なことです。

あなたは、こう思ったことはありませんか?

「また同じところを怪我したのに、以前のトレーニングメニューが思い出せない」
「このやり方ではうまくいかなかった。でも、それがなぜなのか忘れてしまった。」

記録がなければ思い出すこともできず、また最初から手探りで始めることになります。
人間は脳だけに経験をためるのが難しい生き物です。

全てを記憶だけに頼れる人は別ですが、記憶だけでなく、「記録」を取っておくことで、
経験は確実にためられるのです。

ノートは手軽で簡単だから継続しやすい!

経験をためる、もっとも身近な道具がノートです。
今では、スマホのアプリや、PC上でエクセルでの管理など、デジタルデバイスを利用した様々な方法があります。

しかし、PCの場合、立ち上げる必要があるし、スマホも意外と見ることや記録することに手間があったり、アプリの存在を忘れたりと、必ずしも効率的ではありません。

あなたも、ランニングウォッチのデータをアップロードして終わりなんて経験はありませんか?
貯めたデータも見て検証しなければ意味がありません。

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その点、アナログツールであるノートは、すぐに取り出せて書き始められますし、
広いページを自由に使って記録することができます。

そして、どんなものでも気軽に貼れるスクラップブックになります。
ファイル形式なんて気にする必要がない万能のツールです。

100円あれば買える身近なツールですが、その使い方を工夫すれば、大変な価値を生む魔法のツールです。たかがノートですが、されどノートです。

自分固有の経験をためてトレーニングの効率化・生産性アップ


グーグルなどの検索エンジンで検索できるのは、他人の知識と経験です。

しかし、あなた自身の経験や知識は、この方法では検索できません。
なぜなら、それはあなた固有の気づきや経験であって、他に共有している人がいないからです。

それを検索できるようにするのが、ノートなのです。
あなたの書いた情報は常にノートの中に残っており、ノートを脳内検索のポータルとして活用すれば、ネット検索では調べられない価値ある情報を再び読み返すことができるのです。

トレーニング内容や気づきを記録することで、「見える化」したり、改善点がわかってきます。
次から成果を出すために最も効率的な方法もわかります。

ミスやうまくいかなかったことを記録しておけば、失敗の理由を分析するキッカケになりますし、
そのトレーニングから学んだことを経験値として積み上げることができます。

また、記録を取ると、モチベーションがわきます。
どうやったら、速くなれるか?怪我しないか?と工夫するようになります。
すると、成果を出すためにも大切なことも見えてきます。

目標が明確であり、それに向かって努力すれば、人は必ず古い記録を乗り越えられるのです。

トレーニングのノートは「忘れる」ために使う

学生の時のノートと社会人のノートは、考え方が正反対です。
学生の時は覚えるためにノートを使いますが、社会人になってからは「忘れる」ためにノートを使います。暗記するためにノートン書くのではなく、あとで活用する「記録」として書くのです。

すべてを覚えておこうとすることは、現実的ではありません。
あとで必要な時のために記録しておき、忘れるのです。

そうすることで、ストレスなく目の前のトレーニングに取り掛かれます。
それが最もパフォーマンスの高い方法です。

忘れていても、記録としてはノートに残っている。つまり、成果や気づきを貯金箱に入れている感覚です。アイデアだけでなく、日々の気づきやトレーニングの失敗から学んだ経験知も貯金箱に入れていきます。

ノートに貯金した経験は、ノートを見返せば、また脳内から引き出しことができます。
ノートを「鍵」にして経験を取り出すことができるのです。

まとめ

・記録するのと見るのが手軽で簡単だから継続しやすいのがノート
・忘れるためのノート
・成功と失敗の経験を貯金箱に入れ、ノートを鍵にして経験を取り出す

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