意外に思われるかもしれませんが、ランニングを始めようとする人の中には、「完璧主義者」の人達が大勢います。
完璧を求めるあまり、ああでもない、こうでもないと思いを巡らせ、
いつまでも行動できない。また、せっかく取り掛かっても途中で嫌になってしまう。
あなたは「完璧主義者」になっていませんか?
今回は、ランニングを長く続けていくためのコツをご紹介していきます。
ランニングを休むのも練習の一つ
何を隠そう、私もその一人で、他者の目を気にして「周りから文句を言われないようにしよう」と考え、中途半端な完璧主義に陥ったことがあります。
しかし、こうした完璧主義は必ずどこかでガス欠を起こしてしまいます。
場合によっては、精神的に病んでしまうことだって考えられます。
「他人の目を気にするな」、というのは無理がありますが、
少なくとも誤った完璧主義を改める努力は必要です。
そんな私でしたが、あるアドバイスをいただいて、克服することができました。
そのアドバイスとは、「定期的に休みの日を設ける」ということです。
こう言うと、今まで頑張ってきた練習が無駄になるんじゃないかとか、
筋力が衰えてしまうんじゃないかと思うかもしれません。
しかし、ここはぐっと我慢して「とことん怠ける日」を設けるようにします。
走ることは一切忘れて、休むことに専念するのです。
完璧主義がしみついている人は、これくらい極端にやらないと、
なかなか休めないものです。
運動の後にストレッチをして体を緩めないと筋肉が固くなり、筋肉痛になると同じように、
どこかで思いっきり息抜きをしないと心の柔軟性が失われていくのです。
「休むのも練習の一つだ」というくらいの気持ちで、
思いっきり怠ける日をつくりましょう。
ランニング継続のコツはペナルティを設けないこと
ランニングを続けていくためには、「強制力」は非常に有効です。
しかし、この「強制力」の使い方を間違えると逆効果になりかねないので注意が必要です。
一般的に考えて、強制力の代表格といえば、罰則ですよね。
達成できなかったら何かを我慢するとか、
ペナルティがあるからこそルールを守ろうとするのも事実でしょう。
しかし、例えば「週に3回のランニングを守らなかったら、次の週は禁酒する」
などのペナルティを自分に課して、うまくいくでしょうか?
まず無理でしょう。そもそもランニングが出来ない時点で、
自分が課したペナルティなど実行するはずがありません。
ペナルティが強制力となるのは、それが「他人」から課せられたペナルティだからであって、
自分で自分を罰することなどできないのです。
また「罰がイヤだからやる」というのは、動機付けの観点からみてもあまりよくありません。
こうした動機ではやっていても楽しくないし、ストレスばかりがたまっていきます。
同じ理由から、自分にノルマを課すのもよくありません。
ただでさえ継続ができないのに、ノルマによってプレッシャーをかけても疲れるだけなのです。
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