「やらないことを決めることで、より進むべき方向が明確になる」
これは、やりたいことがあるのにいつまでも取り掛かれなかった私が、
「やりたいことより、やらないことを決める」これを実践したおかげで、
やりたかったランニングを始めることができた重要なことなので、ここで解説したいと思います。
ランニング時間の確保は「やらないことを決める」が全て
世間でよく触れられている方法として「やりたいことのToDoリスト」を作ってる人は、たくさんいるでしょう。
一方で、私は逆に「やらないことリスト」をつくっていて、
例えばそこには「残業」「テレビ鑑賞」「仕事後の飲みにケーション」…
などの項目が並んでいます。
よく「目標や、やりたいことをリストにしましょう」などと言われていますが、
「やるべきこと」ならともかく、「やりたいことを書く」これはあまり意味がありません。
そもそもやりたいことがはっきりしていない場合も多いし、どうしても現実的な目標になりがちで、長期的な目標設定をしにくいからです。
それに対して、やらないことは目に見えている問題がほとんど。
目標設定もしやすいし、「これは自分には向いていない」「幸せではないのでやらない」と決めておけば、余計なことに目がいかなくなります。
選択肢をあえて絞ることによって、「幸せになりそうだから、辛そうだけど頑張っちゃおう」というように、目先のことに釣られなくなるというメリットがあります。
目先のことに釣られていると、どこかでストレスになったり、トラブルになったり、
いい結果も出ないものです。
そして、それが回り回って、次のモチベーションを下げる原因になったりします。
たまにリストを見返しては、「こういうことはやらないんだ!」と再確認することで、
自分がブレてしまわないようになれるのです。
「やらないこと」を決めておけば「やること」はあなたにとって良いことだけ。
やるべきことができるし、結果もでる。ストレスにもならず、当然幸せも感じやすくなるはずです。
「あれもこれもやりたい」は「あれもこれもできない」と同じ。
自由に生きようと思えば思うほど選択肢は増えていくので、
放っておくと結局何もできなくなってしまいます。
「やらないこと」を決めるのは、自分の中に「ブレない軸」を持つことなのです。
そして、自分の価値観を他人と比較することには、なんの意味もありません。
かつては、豊かさがモノという形で目に見えていたから、
みんな自分と他人の比較ばかりをしていました。
しかし、いつしか目に見えるモノは減り、精神的な豊かさが求められる時代になったのです。
新しい幸せは、目には見えないものですから、もはや競い合う時代ではありません。
他の人が何を持っているかではなく、自分が欲しいものに価値を見出していきましょう。
そう「他人は他人で、自分は自分」なのですから。
「やりたいこと」より「やらないこと」を決める、是非参考にしてみてください。
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