ランニングを続けるための心理学「カラーバス効果」とは?


ランニングを「続けたい気持ち」と「続けたくない気持ち」、
この気持ちのどちらが優先されるかは、その人の心の中での優先順位の問題です。
「本当にやりたい」のであれば、どんなことにも優先してやるはず。

でも、どうしても続けられない!

今回は、そんな時の気持ちの持ち様、考え方についてのお話です。

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願えば脳が勝手にできる理由を探し出す

カラーバス効果って知ってますか?聞いたことならありますか?
もし、知らなければ、今ちょっと試してみてほしいことがあります。
すぐに終わります。いいですか?

ではいきます。まず、10秒間自分の周りを見渡してみてください。
10秒見たら、目を閉じてください。
10秒間見たものの中に、青い色のものがどれくらいあったか思い出してみてください。

青い色のものを思い出したら目を開けて、も一度自分の周りを見渡してみてください。
思ったより青い色のものがあったのではないでしょうか?

そして次に、そのまま目を閉じて、今度は赤色のものが何個あったか思い出してみてください。

どうですか?

赤色のものはほとんど見えていなかったのではないでしょうか?
なぜなら、始めに青色を意識したことで、途中で目を開けた時に視界に入っているはずなのに、
赤色のものは意識に入らなくなってしまうからです。

これがカラーバス効果です。

つまり、人間の意識は、青色と言われたり、
思ったりすると青色のものばかりを無意識に探してしまうようにできているのです。

そして、このカラーバス効果は、あなたの人生や成功にとってとても重要なカギでもあります。

ランニングで例えると、
「私は速く走れない」「長い距離を走ることができない」「走る気が起きない」と言ったり、思ったりする人がいます。

すると、どうなるか?

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「走り気が起きない」と言ったり、思ったりすることは脳に「走らない理由を探せ!」と、
命令しているのと同じなのです。

その結果、カラーバス効果で、走らない理由のネタばかり目に入ります。
だから、「走る気が起きない」という気持ちはさらに強化されていきます。

そして、そんなふうに思う日が続くとその人はどうなるでしょうか?
仕事が残業で遅くなった時、どうするでしょうか?
参加したいマラソン大会が見つかった時、チャレンジするでしょうか?

きっと、「走る気が起きない」と思い込んでいれば、普段から自信も失っているかもしれません。
チャレンジする前からあきらめてしまう。そんな人生を歩んでしまうかもしれません。

でも、考え方を変えて「青色」ではなく「赤色」を探したら?
つまり、「走る気が起きない」と思う代わりに「走りたい」と思ってみたらどうなるでしょうか?

気になるマラソン大会にエントリーしているかもしれません。
自分のやりたいことは積極的にチャレンジしているかもしれません。

もちろん、全てがうまくういくわけではないですが、「走りたい」と信じる人は、
走り続けることができるでしょう。

そんな人は、ポジティブな考え方なり、表情も行動も明るくなるのではないでしょうか?
そうすると自然とうまくいくことも増えていく、そんな人生になるかもしれません。

そんなことを言うと、「そんなに簡単にいくわけない!」
そういった声が聞こえてきそうですが、

もちろん、すべてがうまくいく訳ではないけれど、
「走りたい」と信じる人はチャレンジを続けるでしょう。

私たちは、全てにおいて何かしらの色メガネをかけて、
その一側面だけしか見ていないことがほとんどです。
そして、どの側面を見て、信じているかによって人生は大きく変わってしまうのです。

「自分には無理だ」と思うか、
「自分には無限の可能性がある」と思うかでは、
行動もその結果も大きく違ってくることになるのです。

そして、その違いをもたらす違いは、言葉の選び方の違いだけ。
物事をどう見るか?どう解釈するか?その違いだけ。

何も損することも、失うものもありません。であれば、あなたも試してみませんか?
あなたの人生がさらに素晴らしいものになるように、
ポジティブな色に世界を染めてみてください。

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