成果を出すために最も重要なこと、それは「真似」です。
真似の仕方にはポイントがあって、「レベルが高すぎる人を真似するのではなく、なるべく自分と同じ環境の人で、自分の理想の走りを達成している人」です。
その人を分析して真似をします。すると、新しい道が見えてくる。
あまり解説されることはありませんが、「真似」の仕方について解説していきます。
ランニングの効果的な最速の成長法は真似です
繰り返しますが、効果的にランニングの練習をしたければ「真似」すべきです。
真似が効果的な理由はショートカットできるから
真似をすることの素晴らしい理由は、「ショートカットできる」ということです。
通常の練習方法
試行錯誤して練習を繰り返す→失敗する→改めて練習を繰り返す
ざっくり上記の方法ですよね。
しかし真似をする場合はどうでしょうか?下記のようになります。
真似をしつつ練習する方法
到達したいレベルの練習を真似するだけ→失敗不要→練習を繰り返すだけ
上記のとおりです。成功例を真似すると、失敗を回避することができます。
時間の短縮になり、最速で成長することができます。
ずる賢いと感じるかもしれませんが、ランニングの練習法はすでに確立されています。
それを正しく真似するだけです。
真似をする際のコツは、一歩先の人の「思考」と「行動」です
なんでもかんでも真似をしたら良いという訳ではありません。
重要なのは 「自分より一歩先のレベルの人」です。
・あなたがランニングで速くなりたい場合→ランニングのタイムであたたよりも”少しだけ速く走れる人”を真似する
・あなたがフルマラソンの完走タイムが5時間の場合→フルマラソンの完走タイムが4時間45分の人の真似をする
例えば上記のとおり。
ここまで読み進めて「いや、自分には自分のやり方がある」と考える人は、その考えは捨てたほうがいいです。おそらくそれは「我」だと思いますよ。
それに、自己流の方法でやりたいのなら、とりあえず誰かの結果を出している方法の真似をして、高速で成果を出して、その後に自己流を取り入れたらいいと思います。
最初から自己流だと、説明した通り、試行錯誤に時間が掛かりすぎます。
質問です、あたたの一歩先の人は誰ですか?
一歩先を行く人は誰か、この答えがすぐに浮かばないなら、
それを調べるところから始めるべきです。
まずは目指すべき人を明確にしましょう。
繰り返しですが「まずは真似する」という行為をすると、徐々に視界がひらけます。
「我」を捨てて真似をした後に、考えるべきこと
「学ぶ」の語源は「真似ぶ」。つまり真似をするという意味です。
学びたい!こうなりたい!と思うなら、まずは自分の憧れる人、
「理想の人」「お手本」にしたいと思える人を徹底的に真似ることから始めましょう。
目標のタイムがあるのであれば、そのタイムで走れる人の真似をするのが一番。
それは何も、プロ並みのタイムで走りましょう、と言っているのではありません。
何を真似るべきなのか
「タイム」ではなく、その人の「考え方と行動」を徹底的に真似するのです。
その人はどのように考え、どのように行動しているのか、をつぶさに観察し、
同じようにしてみる。その考え方や行動が自然に身につくにつれ、次第に速く走れる道がひらけていきます。
仕事でも同じことが言えるのではないでしょうか?
仕事も初めのうちは教えてくれる人の「真似」です。
猿真似をせず、真似る相手を正しく選ぶ
ただし、猿真似はいけませんし、真似をする相手が重要です。
猿真似(さるまね)は、何も考えずに、やたらに人のまねをしたり、
本質をつかまず、うわべだけをまねたりすること。
真似をする相手は、レベルが高すぎる人を真似するのではなく、なるべく自分と同じ環境の人で、自分の理想の走りを達成している人を選ぶのです。
その中でも、一瞬うまくいっている人ではなく、過去何年間もずっとうまくいき続けている人の真似をするから成功する。
そして、これがもっとも確実な方法なのです。
真似をした先にオリジナルか見えてくる
成功している人には、一見わからないけれど、必ず目には見えないキラリと光る「何か」があるものです。はじめは、その人を徹底的に「パクる」のです。
「他人の真似なんて恥ずかしいし、人としてやるものではない」などと思うかもしれませんが、
残念ながら「プライド」だけでは速く走れるようになるのは難しいです。
確実に成功させようと思うなら、まずは実績を出しているところを徹底的にパクるのです。
パクって、パクって、パクって…いいところを徹底的に取り入れていくうちに、
徐々に「ここはもうちょっとこうしてほうがいいかな?」とか、
「ここは少し変えてみよう」など、自分ならではの「オリジナル」が見つかってくるものです。
「真似」を追求して、何がいけないのでしょう?
上手くいっている人には、上手くいっているなりの「理由」が必ずあります。
「真似」は大いにやるべきことだと、私は思います。
「オリジナル」は「真似」から進化するものなのです。
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