走ることがなぜ楽しいの?あなたは考えたことありますか?
突然ですが、両手で水をすくうことと、すくった水をずっと維持し続けること、
どちらが難しいと思いますか?
そう、すくった水を維持し続けることのほうがずっと難しいですよね。
これは誰もが思う、疑いようのない事実です。
そして、マラソンの練習もそれと同じこと。
速くなることより、速くなったそのポテンシャルをいかに維持するかのほうが難しいのです。
さらに、その水をできるだけ多くキープしておきたい、そう思ったらどうしますか?
すくった水は時間の経過とともに、みるみるうちに指と指の隙間から、どんどん水がこぼれ落ちてしまいます。
私は以前、フルマラソンを走り終えて、しばらく走るのを休んだことがありました。
ひさびさに10キロほど走った次の日、筋肉痛になりショックを受けたことがあります。
「フルマラソンを走れたのに、少し休んだだけで10キロ走って筋肉痛かよ!」
必死に両手ですくった水は、もう手の平にほどんど残っていない状態でした。
そこでこう思いました。
「すくった水をキチンと保つには、容器が必要だな」
それも小さすぎては、たいして量が入らないし、穴だらけだったら、そこから次々に水がもれてしまいます。
しっかりとした大きさの、穴の開いていない容器の必要性を感じました。
あなただったら、このことは何に例えるでしょうか?私の場合は、
「すくった水」=積み上げた練習だとすると、その水をいかにキープするか?
それを考えるのが「走る楽しさ」です。
たいていの場合、始めの容器は小さかったり、穴だらけだったりするものです。
そらは「知識不足」だったり、「疲労蓄積」や「栄養不足」といった穴ぼこです。
それを「勉強した知識」や「具体的な戦略」で穴をふさいでいき、
できるだけ多くの水を残していく。
私がフルマラソンの回数を重ねていき、怪我に至った原因は、これが出来ていなかったから。
永くランナーでいるためには、「練習」「休息」「食事」はめちゃくちゃ大事。
ところで、
長く続けていると、波が感じれて成長できるタイミングが分かるようになります。
そのタイミングとはどんな時か?
それは、「しんどいな~」「伸びないな~」と感じた時です。
障害物があって、イヤな気持ちになるんですが、必ず通らなければ前へ進めない。
この道を避けると、ぐるーっと回っていずれまた同じ道に戻ってきて、
「しんどいな~」「伸びないな~」と思うわけです。
今通るのか、1週間後か、1ヶ月後か、1年後か…
障害物があるこのポイントが、レベルアップできるかどうかの分岐点です。
一歩踏み出せるように、自分に問いてみましょう。
「走ることがなぜ楽しいの?」
そして、思い出してください。
「練習」「休息」「食事」はめちゃくちゃ大事!
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