ランニングが続かない人の特徴はいくつかありますが、だいたいは「習慣化で解決」ですが、
もしそうでない場合、原因は「他人と自分を比較する」だと思います。
誰かと比較したら、自分のダメなところが見えますよね。たまに比較するならいいけど、
毎日の比較は無駄です。もし、あなたが少しでも心当たりがあるのなら、解決策があります。
知識とは、自分を納得させるためにある
知識というと、「勉強」や「むづかしいもの」というイメージを抱きやすいですが、そんなことはありません。
では、知識とはいったいなぜ必要不可欠なのか?
例えば、あなたがランニングをしているとします。
そこへ友達と歩く2人の男性(A君、B君)が歩いてくる。
2人ともランニングについての知識はほぼゼロ。
2人が走るあなたを見て、こんなことを言っています。
A君が言う。「いったい、あんなことやって、何がおもしろいのかねえ?」
B君が答える。「走りを見せることで自己顕示欲を満たしているんじゃないかな…」
A君は言う。「そうか、ランニングしてる人は、バカだなぁ…」
A君には、知識がない。だからB君の言っていることが変だと思わないかもしれない。
もちろん、これは極端な例です。しかし、私の言いたいことは少し分かってもらえたんじゃないでしょうか?
知識がなければ、まず「いい」「悪い」、「楽しい」「つまらない」の判断ができない。
知識がないから、他人から言われることは全て、「そういうものなのかな」と思ってしまう。
「あいつがアホだ」か、「自分がアホかな?」か
あなたにランニングの「知識」が備わっていれば、
まず人になにを言われても困らない。何を聞かれても困らない。
答えられるから困らないのではなく、
どういう批判を浴びても、「自分の意志」に困らないのです。
ものを知らないということは、意思が揺らぎます。
知識がないから、人の言うことに対して、そうなのかな、と思ってしまうわけです。
日本人はとくに、プラスの情報は本当かな?と裏をとろうとします。
ところが、マイナスの情報はうのみにします。
ものをしっかりと理解していれば、誰かに何かを言われたとしても、
「あの人は何も知らないんだな」と思うだけで済みます。
「あの人はアホだな」と思えるのです。
ところが自分に知識がないと「自分がアホかな?」と思うわけです。
相手の「マイナスの情報」が正しくて、「プラスの情報」に騙されている自分がアホかな、
と思ってしまうのです。
自分の意志を固める最大の武器になる
知識の重要性について、基本的なことは、お判りいただけたと思います。
ことランニングにおいてはダイエットと結び付けて、つねにプラス情報と、
マイナス情報、事実とうわさ、真実と虚飾が飛び交っている世界です。
しかし、実際にランニングをしているのは、私たち=あなたです。
外野席から無責任に飛ばされる根拠のないマイナスの情報に、
自分の意志をもぎ取られる人がなんと多いことか!
「知識」とは、自分を納得させる武器だ、ということをつねに意識しよう!
私たち日本人は、プラスの情報に騙されるを恐れる。
しかし、マイナスの情報にも、騙されることも、ときには恐れるべきなのです。
2つのリスクと納得の知識
リスクには、2つあります。やってダメだったというリスクと、
やらなかってことによって、とり損なうリスクの2つです。
ランニングの場合、「走るのは大変だ」とだれもが思います。
実際走ってみたけれど、やっぱり大変で挫折してしまうというリスク。
一方で、ラクな方法ばかりを追い求めて結局何もやらないリスク。
これは得られたかもしれませんが、取りそこなうリスクです。
リスクというと、とにかくやって損をすることだけを考えがちですが、
何もやらなかったことでとり損なうリスクもあることが、お判りいただけたでしょうか。
後者の思考を持てない人は、「でも、そのうちいつか・・・」という感覚が染みついている人です。「ほかにきっともっとラクな方法があるはずだ」と次を待つ人なのです。
しかし、そのタイプの人は、ある大切なことに気が付いていません。
時間!
私たちが生きている時間、健康でいられる時間は、無限ではなく有限なのです。
だから、チャンスを判断するために、挫折しない方法を知るためにも、「知識」が不可欠なのです。
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