ランニング本を読んでも行動できない時の対処法

本を読んだけれど、なかなか行動できない。
そんな時、最初の一歩を踏み出すには、どうすればいいのでしょうか?

これは多くの人が抱える問題だと思います。
人間は現状を維持しようとしてしまい、変化を嫌う動物です。
だからこそ、なんだかんだ悩んだあげく、結局いつもと同じ生活を繰り返してしまうのです。

今回は、数ある改善法の中から私がうまくいった、だれでも必ず行動できる簡単な方法をご紹介していきます。

「とりあえずやってみる」発想のススメ

例えば、もしあなたが、自転車に乗れるようになろうとしている子供から、
「自転車に乗れるようになるにはどうすればいいの?」と質問されたら、どう答えますか?
「とりあえず自転車にまたがってみよう!」と答えるのではないでしょうか?

最初の一歩を踏み出すには、とにかく小さくても一歩前へ進むしかありません。
ランニングも同じで、「マラソン大会に出てみたい」「ダイエットしたい」と思って読むのなら、
あとは、本に書いてあることをベースに実践してみるしかないのです。

本を読んだら、とりあえず走ってみて、本に書いてあるノウハウを試してみる。
もしダメだったら、本に書いてある方法と何が違っていたのか?
あるいは本に書かれていない別の前提条件があったのではないかと考え、また試してみる。

そう、「とりあえずやってみる」ことが大切なのです。

とりあえず、やれるようになるための誰にでもできる方法

「とりあえずやろうにも、やる気が起きない」そんなときは、
やりたいことができるまで、小さく分解すればいいのです。

例えば、ランニングをする場合は、このように分解してみます。

1.着替える
2.ストレッチをして体を温める
3.ランニングシューズを履く
4.外に出る
5.走る
6.ストレッチしながらクールダウン
7.家に帰る

こんな感じで分解したら、1~7までの内容を考えてみます。
この内容とは、出来るようになるにはどうすればいいのかを考えるということです。

例えば、1の場合、そもそも着替えるのが面倒だから、着替えないという選択肢もあります。
あるいは、オシャレでカッコいい(かわいい)物でしたら着るのが楽しみになるかもしれません。
多少値段が張っても、それでランニングが続くのであれば、いい自己投資になります。

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さらに2の場合、ストレッチは面倒だからやらない。
または、筋肉痛が軽減するのであれば、時間をかけてでも丁寧にやる。

3は1と同様、いいシューズを用意してモチベーションを上げてみる。

4は家の中で走れる環境があれば別ですが、省きようがなさそうです。

5は目的なので省けません。なので走る距離と時間を考えます。
あなたが走り始められる距離は?時間は?

6は2と同様、やらない、あるいは筋肉痛を軽減するためにしっかり取り組むかを考えます。

7も5と同様、省きようがありませんね、絶対ではないですが…

以上で分解は終了です。
私が初めに取り組んだ内容はこうです。

4.外に出る
5.走る(2キロ)
7.家に帰る

この内容で始めましたが、筋肉痛がひどくて挫折しました。
でも、どうしてもあきらめられなかったので、内容を改めました。
その内容は、

4.外に出る
5.走る(3分)
7.家に帰る

どうですか?すごい怠け者だと思いませんか?
でも、これでいいんです!こんな私でも、今ではランナー歴10年を超えています。

継続して安定感のある上級者になる


ランニングを続けるということは、結構大変なことです。
日々の忙しい生活の中で、時間を捻出し、長い年月にわたり情熱を継続し続けるというのは、
なかなかできることではありません。

しかし、続けていくにつれて、ちょっとしたことで感情的になり、
判断や行動がぶれるということが無くなります。
継続し続けていくことが、人格的な成熟につながるのでしょう。

継続し何かの分野で上級レベルまで到達した経験がある人は、
人格的にも精神的に安定し、周囲の人から、「この人に任せれば安心」という信頼感が得られます。

また、一つのことを上級の域にまで高めた経験があると、
新しい知識や技能をマスターする必要に迫られた時も、
習熟するためにはどういう視点で取り組めばよいのかがわかります。

そして、何事もしっかりと向き合い取り組めば、上級の域に到達できるという、
自分に対しての信頼感をもてるようになるのです。

さいごに

ランニングを継続して上達していく要領を、自分なりにつかみ、
プロセスとして経験していると、いざ何か必要となれば、いつでも習得できる自信がもてます。

そうすると、今、本当に必要なスキルのみに絞って取り組み、
逆に今すぐ必要ではないものはあえて見送るという、自己責任での決断ができます。

そうした自信が、環境が変化しても精神的な安定感を保つのに役立っていくはずです。

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